かつてこの地には、朝熊山のシンボルといわれ長年にわたり多くの人々に親しまれた「朝熊山レストハウス」がありました。現在は、360°の大パノラマが広がる「憩いの空間」として、朝熊山の来頂者に愛されています。
山頂広場の石積みは、かつて伊勢市内を走っていた路面電車(神都線)の敷石として使われていたもので、昭和36年1月廃線となって不要になったものを当社が譲り受け、朝熊山レストハウスの建設時に再利用したもので、伊勢市民や鉄道マニアにとっては、当時を偲ぶことができる貴重な歴史遺産です。
山頂広場には、今話題の「天空のポスト」をはじめ、昭和天皇が朝熊山の眺望を詠んだ 「御製歌碑」、朝熊山を愛した御木本幸吉翁ゆかりの「籠立場の碑」があります。
伊勢志摩最高峰に立つ現役のポストです。
大切な人に思いを伝えたい方たちの間で話題の場所として、たくさんの利用があります。山頂売店でオリジナル絵はがきと切手を販売しており、このポストから投函してみてはいかがですか。
「天空のポスト」は三重県で3番目の恋人の聖地に選定されました。
足湯につかりながら、眼下に広がる伊勢湾の眺望をのんびり、ゆったりとお楽しみください。最も遠い場所から富士山を望むことができる足湯かも・・・
効能は・・・心のやすらぎ。
料金 大人 100円 小人50円
足湯営業時間 10:00-17:00
※天候・点検整備のため休止させていただくことがございますのでご注意下さい
朝熊山は古より日の出の名所として有名な場所、新春には初日の出を楽しむ大勢の人で賑わいます。
山頂にあるこの大きな岩からは、朝熊山が持つ不思議なパワーが伝わるようです。
山頂周辺は見どころ満載。時間があれば、少し歩いてみてはいかがですか。
一番のおすすめは、「さんぽ道」を通って、山上広苑の先端にある「伊勢湾が全部見える丘」までのミニウォークです。「さんぽ道」には、季節の花木が咲き誇り、「伊勢湾が全部見える丘」からは、伊勢平野からセントレア、知多半島、渥美半島、鳥羽湾に浮かぶ島々まで、感動の大パノラマをご覧いただけます。
5月のつつじの季節が特におすすめです。さんぽ道の途中にはベンチやハンモックも設置されています。
昭和天皇が昭和50年(1975年)秋に開催された三重国体ご臨席のためご来県の折、
10月27日午前 朝熊山山頂にご来遊され、お詠みになった御製歌です。
『朝熊(あさま)山の眺望』
をちかたは 朝霧こめて 秋ふかき 野山の果てに 鳥羽の海みゆ
「をちかた」= 遠くの所、ずっと向こうの方